今回の記事は、いざという時に使えるお金がなくて困っている人や家計をうまくやりくりするのが難しい人に向けた記事です。
突然ですが、こんな悩みはありませんか?
「家計簿をつけるのに必死で、うまくお金の管理ができていない…。」
「突然の出費をどうしたらいいのかわからない…。」
お金の管理ってすごく難しいですよね。
これから、急な出費への心配がいらなくなる予備費について、さまざまな家族の例を用い、うまく予備費を使う方法について紹介します。
予備費とは?
みなさんは「予備費」と聞いて、どんなものに使うイメージがありますか?
予備費とは漢字からみてわかる通り、「何かあったときのために備えておくお金」です。
もうすでに予備費があるという方は、すばらしいです!
ただ中には「予備費って貯金のことじゃないの?」と思う方もいらっしゃると思います。
予備費と貯金は何が違うのでしょうか。
簡単に言ってしまうと、予備費と貯金では目的が違います。
まず”予備費”とは、もしもの時のためにとっておくお金で、“貯金”とは、将来のためにとっておくお金です。
これから予備費の使い道や、「どのくらい用意しておけば安心か」についてお伝えしていきます。
予備費はどんな時に使うの?
予備費とは何かについて説明しましたが、気になるのはどんな時に、なんのために使うのかですよね。
「突然の出費と言うけれど、みんなは何に使っているのかな。」
「どのくらいの額のものに使うべきなのだろう…。」
このように疑問が多く出てくると思います。
予備費の主な使い道
予備費の主な使い方として以下5つがあげられます。
・急な事故や病気
・保険料・年払いの年金
・倒産・リストラ時
・出産祝い金
・冠婚葬祭費
このほかにも予期していなかった出費が今までにあった方がいらっしゃると思います。
すごく大きな額ではなかったとしても、予備費を貯めておらず上記の状況に直面するとかなり困ることでしょう。
一般的にどのくらい必要?
予備費はどんな時に使うのかわかったところで、次にどのくらい用意しておけばいいのかについて説明します。
一般的には、予備費は生活費の3ヶ月〜6ヶ月分、可能であれば1年分貯めておくと良いといわれております。
「手取り収入に対する各支出項目の理想的な割合」についてまとめた表をご覧ください。
今の家計と比べてみていかがでしたか?
この中から予備費をつくるのはかなり難しいですね…
何人家族か、大人何名子供何名か、など家庭によって必要な額が違ってきます。
次にどのくらい予備費が必要なのか、さまざまなパターンで紹介していきます。
年齢・男女で比較
まず、年齢・男女別で比べていきたいと思います。
表1
引用: doda
年齢別・男女別の平均年収は表1のようになっています。
予備費は最低でも生活費の3ヶ月〜6ヶ月分あるとよいと先ほど述べました。ですので25-34歳の世代だと、3ヶ月分は792,000円になりますね。
世帯持ち・独身で比較
次に世帯持ちと独身でどのくらい違いがあるのかについて比較していきます。
表2
参考: 総務省
こうしてグラフでみてみると、意外にも独身の1人暮らしの平均生活費はとても高いことがわかりますね!
その原因として、独身のときは交際費や娯楽費に多くお金がかかる傾向があります。
一方で世帯持ちの家庭は交際費や娯楽費にかかるお金が独身時代よりも減り、子どもの教育費や飲食費などに変わります。
子持ち家庭・子無し家庭で比較
最後に、子持ち家庭と子無し家庭で比較していきます。
子持ちの家庭の場合、金額の目安として、会社員・公務員だと生活費の3〜6ヶ月分あるといいですね。
自営業や個人事業主の場合、生活費の6ヶ月〜1年分用意しておくことをオススメします。
なぜなら、職場の福利厚生がないからです。
表3
参照: マイナビ
子どもがいない場合の夫婦2人暮らしの平均生活費は上記のグラフのようになっています。
何が起こるかはわからないので、やはり生活費の3ヶ月〜6ヶ月分は用意しておくと安心ですね。
家計簿に書こう!
色々な家庭、環境に合わせて予備費について比較してきましたが、いかがだったでしょうか。
みなさんにぜひオススメしたいのは、予備費のことだけでなく、日々のお金の支出や出来事を家計簿に書くことです。
あなたの理想的な各支出項目の割合を最初の方のページに書いておき、いつでも確認できるようにするとよいでしょう。
1ヶ月いくらとあらかじめ決めていたとしても、突然の出費で予算を超えてしまう月もあると思います。
予算を超えてしまった月にどのように他の出費を減らせるか、家計簿に書き出しておくと効果的です。
紙状のものでも良いですが、今では携帯のアプリで簡単に家計簿をつけることができます。
わたしのオススメする家計簿アプリは、「マネーフォワードME」です。
家計簿アプリを使っている人にとても高い人気が見られます。銀行口座やクレジットカードと連携させることができるので、自動的に家計簿をつけることができます。
さらに家計に関する情報が一目でわかります。手書きでつけるのが苦手だという人でも簡単に始めることができますよ。
子育て家計は慎重に!
お子さんがいらっしゃるみなさん、急な出費が多いなと感じていませんか?
特に、幼いお子さんがいる場合、家族が一人増えて家計が狂いやすいので要注意です。
なので、子育て家計は慎重にやっていきましょう!
すでに述べましたがおさらいすると、子持ちの家庭では予備費の目安として、会社員・公務員だと生活費の3〜6ヶ月分、自営業や個人事業主の場合、6ヶ月〜1年分用意しておくとよいですね。
まとめ
- 予備費とは何かあった時のために備えておくお金!
- 予備費の使い道やどのくらいあったらいいか紹介!
- 様々なパターンを用いて予備費について解説!
- 家計簿は絶対に書いたほうがいい!オススメ家計簿アプリも紹介
家計の見直しでぜひ考えていただきたい予備費について紹介しましたが、いかがでしたか?
予備費を貯めて、万が一の時に焦らないで済むように今から備えましょう。
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