皆さんいつも記事を読んでいただきありがとうございます。
1児の娘がいる筆者の「育パパ」です。
今回は少し前に話題になった資産運用について記事を書こうかと思います。
資産運用とは
「資産運用」と「資産形成」という言葉は聞いたことあるでしょうか?
資産形成とは、元手がないところから大きな資産を作っていく過程のことを指します。例にあげると積立投資や融資を組んで行う不動産投資などがこれに当てはまりますね。
それに対して資産運用は、すでにまとまった資産があってそれを運用して不労所得を得たり、さらに資産を大きくすることを指します。
おそらく、多くの方は資産形成をしなければいけない地点にいるかと思います。
資産形成の方法
資産形成は、目標額と期間を定めてその目標と期間にあった月の投資額と利回りを割り出してどの金融商品や資産に投じるのかを計画します。もし割り出した利回りの値が年利20%をずっと続けなければいけないような計画になっていればそれは現実的ではないので、10%以内の年利で資産形成できるような計画がいいでしょう。
資産形成の目標設定は「新生銀行|積立シミュレーション」が使いやすいのでぜひ活用してみてください。
リターンが低いほどリスクは低くなりますので、堅実な資産形成をしたい方は、利回りを低めに設定するといいでしょう。基本的に月の投資額が小さく、目標額が大きいとリスクは大きくなるので自分が許容できるリスクの範囲で資産形成を行うことをお勧めします。
いつから資産形成を始めるべき?
資産形成は結論1秒でも早く少額でもいいので始めるべきだと筆者は考えています。なぜなら、早く始めたほうが月々の積立額を大きく抑えることができるからです。
下の画像は目標額を3000万円に設定して20歳から始めた時と30歳から始めた場合の比較画像です。期間は65歳までとします。
比較画像を見てわかるように、10年期間が違うだけで積立額に毎年12万円の差が出てきます。
思ったより差がないなと思う方もいるかと思いますが、もし1.6万円に1万円プラスした積立額で20歳から積立投資ができればより大きな資産を作ることが可能です。
1万円多く投資に回すお金が違うだけで2000万円以上大きな資産が作ることが可能です。
資産形成において1万円はかなりの重みがあります。
流石に、20歳から3万円近いお金を投資に回すのはかなり大変だとは思いますが、1万6千円であれば節約すればできないことはありません。
投資に回す余裕がないという方は多いですが、早く始めることができれば実際に数値で見るとそこまで大きいハードルではありません。
「時間」と「複利」の力をうまく利用することで誰でも3000万円という大きな資産を作れる可能性は高いということですね。
複利についてはこちらの記事で詳しく書いてありますのでぜひ読んでみてください。
「資産形成を20代から始めよう!20代の割合はどのくらい?」
資産運用 開始時期の目安
資産形成についての簡単なお話はしたので、資産運用を開始する時期の目安について見ていきましょう。
資産運用は、基本的に資産形成の目標額を達成してから行います。
資産形成の目標額が達成していなくても、ある程度資産形成ができたらより良い投資先に置き場所を変えていくのも効果的です。ただし、目標額を達成するまでは積立投資は継続した方がいいです。
ちなみに、筆者は老後資金用の資産は65歳までに1億を目標に資産形成を行っています。
そのほかにも人生のライフイベントごとに備えてプラスで資産形成をしております。
理由としては、1億資産形成できて年間5%の利回りで運用できれば毎年500万円の不労所得が得ることができる可能性が高いからです。
ちなみに世界のインデックスの平均が約7%なのでうまくいけば1億の資産で700万円以上の不労所得が毎年得られるわけです。
ただ注意点として、投資は必ず増えるわけではありませんので、リスクの大きさ自分が許容できる範囲内に収めて行うことが前提として理解しておかなければいけません。
あくまで計画の範囲ですが、資産形成した資産をただ使うのではなく運用しながら使うという効率的な選択があるので、これを加味した上で資産形成の目標設定をしてみてください!
年代別割合
ここまでは、資産形成について述べてきました。ここからは実際にどれくらいの割合が投資をしているのかを見ていきたいと思います。
野村アセットマネジメントのアンケート調査によると、およそ人口の4人に1人が株を保有しているか投資信託をしているとの結果が出ています。
日本では資産形成を行っている方の方がマイノリティということがわかります。
基本的に投資はお金持ちがやるものだという認識や詐欺に合う可能性が高いと思っている方が多いと思いますが、前述したように投資には2パターン存在します。
運用するお金を作るための資産形成と不労所得を得るために運用する資産運用があります。まだ資産運用をするだけの資産がない方はこれから作る必要があります。
どうやって資産や運用資金を作るのかは多岐に渡ります。起業して成功する方もいれば堅実に長期にわたって積立投資をする方、親の相続を運用する方などが代表的です。
この中で誰にでもできるものは積立投資です。
起業して成功するのもリスクが高すぎますし、親の相続は微々たるものという方も多いでしょう。しかし積立投資は、節約をすれば誰でも行うことができます。さらに若ければ若いほど小さな積立で目標を達成できます。
投資している人割合20代
投資信託協会が調査したアンケート結果では、現在20代の人口が約1200万人ほどですが、投資をしている割合は27.6%です。
筆者も東京在住の20代ですが、周りで何らかの投資を行っている方は4人に1人もいないので実際にはもっと少ないように感じます。
ただ統計的には2018年から2020年にかけて20代の投資人口が約6倍に増加しているので老後2000万円問題と積立NISAの話題がかなりインパクトが大きかったのかなと思っております。
投資している人割合30代〜50代
30代〜50代の投資人口はそれぞれ30%後半でした。年齢が上がるにつれ、40%に近ついていくといった傾向があります。お金に余裕が出てきて何かしら始めようという方が多いのですが、個別銘柄を保有している方が半分を占めており資産形成というよりは資産運用に近い投資を行っている方が多いのかと思われます。
投資している人割合60代
60代の投資人口は約45%となっており、2人に1人は投資をしているという結果になっています。
よく高齢者の貯金を合計したら数兆円になると言われますが、実際は高齢者の方が銀行の勧めや証券会社の勧めで投資している方が多いです。
この45%中の10%ほどしか投資信託を保有されておりませんので、配当金を目的とした株式投資を行う方が圧倒的に多いようです。
高齢者に関しては地方と都会でかなり乖離があるので一概にこのデータを信用しすぎるのもよくありませんが、間違いなく高齢者層の方が投資を行っている割合は高いでしょう。
日本の課題
まだまだ投資を行う人が少数派の日本ですが、課題として金融リテラシーの低さが1番の課題です。マスターカードのアジア太平洋地域 財務リテラシー指標調査によると日本はアジアで最下位です。
金融先進国では、投資と投機の違いや単利と複利の違いなどの簡単な知識は義務教育課程で習います。
日本でも義務教育で金融教育がスタートしたのでリテラシーが上がってくるのも時間の問題ではありますが、習わなかった世代は自分で知識を吸収していくしかありません。「百聞は一見にしかず」と言うので一番始めやすい投資信託で投資を始め、投資の勉強をしていくことが一番知識が身につきやすいはずです。
金融リテラシーをあげるためには、
- セミナーに参加する
- YouTubeで情報を収集する
- 実際に投資をする
などが挙げられます。
自ら動いて情報を収集していくのがとても大事なのでめんどくさがらず将来の豊かな老後を目指してがんばりましょう。
貯蓄から資産形成へ
金融庁が「貯蓄から資産形成へ」というスローガンを掲げていますが、当初は「貯蓄から投資へ」でした。
この「投資」が表す意味を勘違いする方が多くFXで借金を作ったりと投機をしてしまう方が続出し、金融庁は「貯蓄から資産形成へ」に変更しました。
このように投資について知識がないとリスクの高いものに知らずのうちに投じてしまい資金を溶かしてしまうといったことが起きてしまいます。
また、投資が話題になってから投資詐欺に遭う方も多くなっています。これも知識や経験があれば判断ができます。
まずは、大きなリターンを狙わず資産形成をしていくことに重きを置いて投資をすることが資金を守りながら増やすことに繋がります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本記事では、投資に関する基礎知識と年代別の投資人口と割合について記事をライティングしてみました。日本では、まだまだ投資文化が根付いていません。
この記事を読んでもっとみじかに感じてもらえたら嬉しいです!
何か投資に関してわからないことがあればツイッターをやっているのでご気軽にDMをください!
DMが殺到して返信が遅れる可能性もありますが、全て返信していますので、何でもご質問ください。
コメント