人生100年時代に突入し、健康寿命も戦後に比べてかなり長くなりましたね!
長く働きたいという方もいれば、
ゆっくりと余生を楽しむ予定の方もいらっしゃるかと思います。
その一方で日本では年金制度の崩壊が囁かれ、
政府からも「自助努力が必要」と資産形成を促す言葉をよく耳にするようになりました。
そのため今若者の間で資産形成という言葉が浸透しつつあり、
投資をしている人もかなり増えてきたと思います。
そこで、今回は20代で資産形成をしている人の割合や、
20代から資産形成をした方が良い理由を皆さんにお届けしていこうと思います!
資産形成を20代から始めている人の割合
まずは、そもそも今現在で資産形成を始めている20代はどのくらいいるのか、
筆者なりに調べたのですが、権威性のある資料は見つかりませんでした。
しかし年代別の金融資産額に関する資料を見つけることができましたので、
それを皆さんにご紹介していきます!
20代〜30代の金融資産保有額
こちらは日本証券協会が公に公表しているデータです。
1番割合が高いのは100万円以上〜300万円未満で、24.4%、
その次が100万円未満で、23.9%というデータがありました。
おそらくですが、30代で金融資産を保有している方の影響で
300万円未満が5割ほどに収まっていますが、
20代のみで100万円以上資産を持っている方は
周りにあまりいない印象があります。
むしろ、20代後半で300万円ほどの資産があればいい方ではないでしょうか?
徐々に資産形成を行っている人が多くなっているのは事実ですが、
まだまだ「そのうちやらないと」で止まっている方が多いという印象を受けますね。
20代から資産形成をするべき理由
筆者は20代から始めた方がいいと
注意喚起を周りの人にもしていますが、
その1つの理由はデータを見た時に危機感を感じているからです。
注目していただきたいのは、60代のデータです。
3000万円以上資産を築いている方は、わずか25%ほどです。
今後、老後を生活を送る上で3000万円でも足りないと言われている中で、
4人に1人しか金融資産を形成できている方がいません。
わかりやすく言うと、4人に3人は老後生活で必要最低限の暮らし、
或いは老後破産を迎える可能性が高い層となります。
この75%の割合を減らすために国はいろんな政策をとっているわけです。
数字だけだとなかなかわからないと思いますが、「令和2年版高齢社会白書」を
見ると世帯所得が150万円〜200万円の割合が一番多く、
これは生活保護水準かそれよりも少ない所得で生活している割合が今最も高いと言うことの証拠です。
今からしっかりと危機感を持って資産形成を行うことがとても重要です。
若いうちから始めると金銭的余裕が生まれやすい
実は、若いうちから資産形成を始めるといいことがたくさんあります!
その理由としては、
- 目標額に対する月々の投資額が少ない
- より長い期間複利の力を使うことが可能
この2つの理由が大きいです。
よく若い世代でお金がないから投資はまだできないと言う方がいますが、
年齢を追うごとに目標額に対する月々の投資額が高くなります。
そのため間違いなく若いうちから浪費を減らして投資に余剰資金を回すことが重要です。
目標額に対して何歳までに、月々どのくらい投資したら良いのか確認したい場合は、
「新生銀行 シミュレーション」でチェックできるのでぜひ活用してみてください!
筆者もライフプランを組み立てるときに大変お世話になったサイトなので皆さんもぜひ活用してみてください。
複利の凄さ
複利という言葉は皆さんご存じでしょうか?
投資をしている方は、単利と複利についてご存知の方も多いと思います。
単利は元金だけに対する利子が発生することを指します。
そのため100万円を利回り5%で運用すると毎年5万円利益がでます。
一方で、複利は毎年の利益が元金と一緒に再投資され運用されることを指します。
利益が再投資されることで、
年数が経てば経つほど大きく資産を成長させてくれるのが複利の真髄です。
まさに老後資金を作るのにぴったりですね!
言葉だけですとイメージしにくいと思うので画像をご確認ください。
この画像は20歳から積立を開始したのを想定して、
元金100万円、45年間、利回り5%でシミュレーションした図です。
いかに長期で複利で運用することが重要か一目でわかりますね!
このように資産形成でもしっかりと複利の力を使うことを意識していきましょう!
資産形成で気をつけること
ここまでは20代から資産形成を始めるべき理由を述べてきましたが、
ここからは資産形成で気をつけなければいけないことをいくつか挙げていきたいと思います。
株の個別銘柄、個別の仮想通貨に全額を突っ込まないこと
投資初心者にありがちですが、まとまったお金が手元にできた時に
ビットコインに全部つぎ込んだり、知り合いから
これに投資した方がいいと言われたことを鵜呑みにして
全部つぎ込んで溶かすということはよくあることです。
プロに聞いて投資を行う、
又は投資信託などリスクの小さいことから
最初は始めてみるといいかもしれませんね。
FXやその他自動売買システムに手を出さない
ひと昔前は主婦層や学生など投資の知識が乏しい方に多かったのですが、
「絶対儲かる」、「半年で倍になる」など謳い文句を言いながらFXを勧めてきたり、
自動売買システムを販売する悪質なマルチ商法が流行っていましたが、
こういったものにはなんのエビデンスもないので注意が必要です。
過去成績はいくらでも書き換えられますし、投資に「絶対」はありません。
お金が増えるという言葉が魅力的なのはわかりますが、
グッと堪えて、数十年後を見据えて堅実に複利で資産形成を行いましょう。
心に余裕を持つこと
投資をして満足をしている方、シミュレーションを見て絶対に増える!
と勘違いしている人がいらっしゃいますが、そんな単純ではありません。
景気がいい時もあれば悪い時もあります。
常に年間の利回りが一定なんてことは有り得ないので、
毎回一喜一憂せずに心に余裕を持って静観しましょう。
現時点ではどのインデックスファンドも15年間以上運用した場合、
マイナスになったことは一度も有りませんので、
15年以上の長期で運用することが1つポイントとなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
つみたてNISAや投資信託に関心はあるがまだ始められていない方、
20代で運用している人の割合が気になる方、
欲しい答えは見つかりましたでしょうか?
20代で資産形成を始めた方は間違いなく少数派です。
これからもっと資産形成をする人が増えればなと思い
今回の記事をライティングしました。
少しでも多くの人に記事を読んでいただければ嬉しいです!
他にも投資に関する記事を書いてありますので、是非みてください!!
【子供の積立に関する記事】
子供の教育資金を積立する方法
ニーサで積立ができる?子供の資金作り
【NISAに関する記事】
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