育児中膝の痛みを訴える人が多いのは なぜ?その対処法とは?

育休

子育ては思いのほか身体に負担がかかるものです。

身体のどこかに痛みを感じつつも、騙し騙し育児を続けているママが結構いますよね。

育児中に痛みが出やすい場所の1つが膝です。

私も子どもが4人いて、若いころに膝を痛めていたのでもともと弱い場所ではあったのですが、産後の子どもが小さい頃は膝の痛みが悪化して辛い時期もありました

産後に膝に痛みが出やすいのは妊娠出産の際の身体の変化と育児中には膝に負担がかかる動作が多くなることが原因なのです。

今回は育児中で膝の痛みに悩まされているママさんのために育児中の膝痛の原因と対処法を紹介していきます!

膝の痛みはママだけではなく育児中のパパにも出やすいので是非、ご夫婦で読んでみて下さいね。

なぜ産後、育児中に膝を痛めやすいのか

産後のママの身体は見た目では分からなくても出産時の影響もあり膝に痛みが出やすい状態と言えます。

更に、育児中の動作も膝の痛みを悪化させる要因にも…。

まずは、産後に膝に痛みが出やすい原因から解説していきますね。

なぜ膝の痛みが出るの?

産後のママの膝に痛みが出やすい原因は妊娠中から出産までの時期の身体の変化にあります。

まずは妊娠中の体重の増加が原因での膝への負担です。

とくに妊娠後期になるとお腹も大きく赤ちゃんの重さの分いつもの体重よりも身体は重くなっていきます。

上半身が重くなれば、それを支える下半身への負担も大きくなります。

妊娠中は炎症を抑えるホルモンが多く分泌されるので痛みを感じにくいのですが、産後はホルモンバランスが徐々に戻っていきます。

そのため妊娠中に痛みが出なかった部分に痛みを感じるようになるのです。

もう1つは出産による骨盤のゆがみです。

ママの身体は出産の際に赤ちゃんが生まれやすくなるように骨盤と産道を広げるためのホルモンが分泌されます。

おかげで赤ちゃんも外に出てきやすくなるわけですが、ゆるんだ関節や骨盤は元の状態に戻るまで時間がかかるのです。

骨盤がゆるんでいると、ゆがみも出やすくなって身体のバランスも崩れてしまいます。

その状態のまま家事や育児で普通に生活をしていると無意識に骨盤ではなく足で身体を支えようとしてしまい、結果として膝に負担がかかり痛みが出やすくなるのです。

育児で体にかかる負荷は予想以上!

骨盤のゆがみに加えて育児中は膝に負担をかける動作が多いのも膝に痛みが出る原因になります。

赤ちゃんを抱っこしたまま立ったりしゃがんだりすることも増えますしオムツ替えも前かがみになってしまいますよね。

赤ちゃんの体重が5kgだとしてもママ自身の体重にプラスして5kgですよ。

更にそのまま歩くとなると赤ちゃんの体重を含めて膝には3倍くらいの負荷がかかる計算になると言われています。

つまりトータルで15kgほど体重が重くなっているわけですね。

産後で骨盤がゆがんで身体のバランスが崩れていて、ただでさえ膝に負担がかかった状態です。

さらに母乳育児をしているママは、カルシウム不足になりやすいと言われています。

理由はママが摂取した栄養は母乳を通して赤ちゃんの栄養になるのでカルシウムも母乳で外に出てしまうからです。

カルシウムが不足すると関節の軟骨が固くなって本来あるクッション性が無くなってしまうため、すり減って痛みのもととなってしまいます。

膝にも軟骨がありますからね、その上で酷使していたら痛みが酷くなってしまう可能性があります。

ママだけじゃなくパパも注意!

産後のママの身体は膝に痛みが出やすくなっているのでママ自身が気を付けるのは勿論ですがパパも赤ちゃんを抱っこすることも多くなりますよね。

赤ちゃんを抱っこして歩くときにかかる負担はママと変わりません。

だから、パパだけではなくパパも膝を傷めないように

気をつけなければいけません。

痛みへの対策をしよう!

育児をしていく上で膝に痛みが出てしまうと、辛いですよね。

子どもは待ってくれませんから…。

そんな膝の痛みへの対処法を紹介していきます!

膝の痛みに効くストレッチ

膝の痛みに効くストレッチを2つ紹介します。

どちらも道具も要らないし簡単に出来るので育児の合間などにぜひとも試してみて下さい。

【太ももの前側を伸ばすストレッチ】

1.立った状態で壁に手をつき片膝を曲げてつま先を掴む。

2.つま先をつまんだまま少し後ろに引っ張る。

3.太ももが伸びているのを感じながら30秒ほどキープ。

反対側も同じようにやってみましょう。

【骨盤ストレッチ】

1.片膝をついて後ろ側の足を軽く後ろにひく。

2.重心を前に倒して股関節を伸ばした状態で30秒キープ。

反対側も同じようにやってみて下さい。

痛くなったらすぐ整骨院へ!

膝に痛みが出てストレッチ以外にもサポーターを付けるのもかなり効果がありますし、炎症を起こしていなければ冷やさないことも大切です。

自分で膝の痛みへの対策を試しても改善されない場合や痛みが酷くなっていく場合は、無理をしないで早めに病院で診てもらうようにして下さい。

膝の痛みですと整形外科整骨院に受診をすることをおススメします。

膝の痛みが悪化すると立ち上がるのも辛くなってしまいますし治療にも時間がかかってしまうので、我慢できない痛みになる前に受診をするようにしましょう。

パパと協力!またはベビーシッターさんに頼もう!

病院を受診すると言ってもママは病院に行く時間もないことが多いですよね。

でも、育児は長期戦になりますから無理をしてしまうと後に響いていきます。

そんなときこそパパの出番です。

パパも忙しいのはわかりますが、ママが動けなくなって治療にも時間がかかってしまうと、その方が大変ですよね。

膝に痛みが出たら悪化する前に安静に出来る環境を作ってください。

まずはパパが助けてあげてほしいですし、パパがどうしても無理なら両方のご実家に手を貸してもらっても良いです。

お金はかかりますが保育園の一時保育や託児所、ベビーシッターやファミリーサポートなどのサービスを利用できるように環境を整えて下さいね。

まとめ

私自身、膝が弱いので膝痛の辛さは、とてもよくわかります。

無理をして悪化させてしまうと寒くなったり雨が降ったりすると痛みが出るようになってしまいます

私はいつも膝用のサポーターを使っていますが、どうしても痛むときはかかりつけの整骨院で診てもらっていますよ。

これを読んでいるママさんも、痛みがあるときは出来るだけ安静にして無理をしないで過ごせる環境を整えてくださいね。

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