新生児の時に使うドーナツ枕に潜む危険

新生児

皆さんこんにちは!赤ちゃんが生まれると、様々なところで気を遣う場面が出てくるかと思います。

そんな中で、多くのご家庭で使われていることが多いドーナツ枕について今回はお伝えしていきます。

ちなみに、ドーナツ枕を知らない方の為に少し説明をしたいと思います。

引用:https://www.ac-illust.com/main

上記イラストがドーナツ枕と言われるものです。皆さん一度見た事があるのではないでしょうか?

赤ちゃんは頭がやわらかいため刺激を受けやすく、首が座らない時にずっと平らな所に赤ちゃんを寝せておくと後頭部が絶壁になりやすくなります。

ドーナツ枕を使用することで、絶壁になってしまうのを防いだり、頭のゆがみを予防する目的で使用されたりします。

ドーナツ枕のメリットと危険性

では、実際にドーナツ枕は効果があるのでしょうか。また、使用するにあたっての危険性はないのでしょうか。

赤ちゃんは少しの刺激で大きく左右するので心配な方も多いのではないでしょうか。早速見ていきましょう。

メリット

メリットは主に2つあります。

1つは、「絶壁や向き癖が気になる」ときに使用することです。

赤ちゃんは生まれたばかりだと、頭がやわらかいため使用する枕やベットによっては頭の形が変化してしまうといわれています。

平らな場所に寝かせると頭の一部分に圧力がかかり形が変形するため、防止する目的で使用をする場合があります。

ただ、赤ちゃんの頭が変形をする理由としては、出産前や出産時の影響による先天的なものと、赤ちゃんが寝るときにとる姿勢や向き・頭の位置など、後天的な理由に分けられると言われます。

これらの場合には、赤ちゃんの首が座るようになると改善していく場合が多いため、あまり心配する必要はないです。

2つ目は、「寝ハゲを防止したい」という時に使用できること。上記の絶壁や向き癖による頭の変形と同様、多くのママが心配するのが寝ハゲです。

特に赤ちゃんが首を動かすようになると多く見られます。「このまま髪が生えてこないのでは・・・」と心配するママも多いようです。

ただこの場合、ドーナツ型の枕であれば頭にかかる圧力を分散することができるため寝ハゲができずらくなります。

寝ハゲというのは生後半年頃まで見られる現象ですので、成長していくにつれて枕を替えつつ様子を見ましょう。

ドーナツ枕の危険性

次に、赤ちゃんにドーナツ枕を使うことにより生じる危険性を見ていきましょう。

主に、2つあります。

1つ目は、「骨格や筋肉への影響」です。

引用:https://www.masuta-dental.com/baby/02-2/

上記の画像をみてわかるように、大人の背骨はアルファベットの「S」字を描いていますが、赤ちゃんや幼児の背骨は「C」字のようにカーブをしています。

「C」字カーブでは仰向けで寝ていても首への負担があまりかからないため、基本的にマクラを使う必要がないと言われています。

また、枕を使用することで逆に赤ちゃんの首周りの骨格や筋肉に負荷がかかってしまうこともあるので注意が必要です。

2つ目は、「絶壁の対策にはならない」と言われている点です。

先ほどメリットでお伝えしたこととは少し矛盾が生じますが、新生児を仰向けで寝かせることは、新生児には不安定な姿勢になります。

それにより「向き癖」が生じやすくなるのです。「向き癖」が偏ってしまうと赤ちゃんの頭は変形しやすくなってしまい結果として形が変わってしまいます。

ドーナツ枕の場合は「向き癖を防ぐ効果はほとんどない」ので、赤ちゃん自身で寝返りが出来るようになると多くは自分で向きを変えてしまいます。

ママやパパが直してあげても勝手に元に戻ってしまったり、枕を外してしまったりと「うつぶせ寝」の状態になることもありますので注意が必要です。

赤ちゃんに枕は必要?

では結論、赤ちゃんに枕は必要なのでしょうか。

実は赤ちゃんに枕は基本的には不要と言われています。

赤ちゃんの背骨は「C」字を描いたようになっていますので、枕がなくてもまったく問題はない姿勢をしています。

また、赤ちゃんの睡眠時に柔らかい枕を使用すると最悪窒息の危険もあります。

例えばはき戻しや汚れ防止にタオルを枕代わりに使うときにも、あまり高くないように広げるなど調整することも大切です。

赤ちゃん用の枕の選び方

赤ちゃん用の枕は、形や固さなどさまざまな種類がありますがどのような選び方をすれば良いのか見ていきましょう。

目的によって枕の形が違う

引用:https://epark.jp/ichie/baby-pillow/

ドーナツ型は最もポピュラーな枕のうちの一つ。向き癖や寝ハゲを防止する目的で使用される場合が多いです。

引用:https://epark.jp/ichie/baby-pillow/

傾斜型の枕も、取り入れるパパママが多いです。傾斜型の特徴は、はき戻しを防止するために多く用いられます。

素材を確認してから買う

赤ちゃん用の枕には様々な素材があります。

・通気性と吸水性に優れた「パイル」

・洗濯も楽にでき速乾性抜群「ガーゼ」

・柔らかい手触り「綿」

・寝汗など吸収しさらさら素材「竹繊維」

・肌に優しくデリケートな赤ちゃんにも使用できる「オーガニックコットン」

などなど様々ありますので、季節や赤ちゃんの肌に合わせて変えてみるといいと思います。

使用する際の注意点

枕を使用するにあたっては、

「目的をきちんと把握する」

「対象年齢に合った枕をつかう」

など、使用方法を守りましょう。

まとめ

インターネットを見ていると様々な意見が見られます。

自分の赤ちゃんにはどんな枕が適切なのか、はたまたまだ枕はいらないのかこの記事がお役に立てていたら嬉しいです。

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP