新生児の「フガフガ」その原因とは?

新生児

小さな赤ちゃんが鼻をフガフガさせていると、なんだか可哀そうに思ってしまいますよね。ちゃんと息ができているのかと、とても心配になるものです。

しかもけっこう頻繁に鼻がフガフガいっていることもあるため、呼吸ができていないんじゃないかと気になることはありませんか?

そこで今回は、赤ちゃんが鼻をフガフガさせる原因について、お話しをしましょう。また、フガフガしているときの家でできるケア方法も併せて紹介します。

赤ちゃんのフガフガが気になるママさんは、参考にしてみて下さいね。

新生児の呼吸の特徴

新生児は主に鼻で呼吸をしていて、大人と違って腹式呼吸です。大人よりも早く呼吸数も多いです。1分間に約40〜50回呼吸をしています。

新生児の赤ちゃんは口呼吸がうまくできません。何らかの原因があって鼻の空気が通る道が狭くなっていても鼻で呼吸をするため、フガフガ音がすることがあるのです。

呼吸数が多いことから、フガフガの回数も多く感じます。

新生児の鼻息がフガフガなるのはなぜ?

赤ちゃんの鼻がフガフガすることはけっこうあるあるです。赤ちゃんの鼻がフガフガしてしまう理由をみていきましょう。

鼻穴がまだ狭い

赤ちゃんの鼻の穴はとても小さいです。そして、鼻の空気が通る道もとても狭くなっています。

産まれてからミルクや母乳を飲むようになると肉付きもよくなっていきますよね。実は、鼻の中にもお肉がつくのです。

鼻の空気が通る道にお肉がつくことで、一時的に空気の通り道が狭くなります。そのため、生後数週間したころにフガフガしてくるのは、これが原因です。

もちろん、絶対に大丈夫というわけではありません。でも多少はフガフガいっていても、母乳やミルクを、しっかり飲めていて機嫌も悪くなければ、様子をみて大丈夫です。

鼻づまりの可能性も

鼻の中の空気の通り道が狭く、一時的にしているフガフガは問題ありませんが、普通に鼻が詰まっていてフガフガしていることもあります。

赤ちゃんの鼻の穴は小さいため、ちょっとしたことで鼻づまりが起きやすいです。冷たい空気を吸い込むだけで、鼻水がでます。

さらに、空気が乾燥していると鼻水も乾燥して粘り気がでますし、固まって鼻くそになってしまうのです。

風邪をひいていても、鼻づまりが起こります。

鼻づまりが原因でフガフガしているときは、ミルクや母乳の進みが悪い・機嫌が悪くて眠りが浅くなるなど、いつもと違う様子が変わるのでわかりやすいです。

新生児は鼻づまりで死亡する場合はあるのか

赤ちゃんは鼻呼吸がメインで口呼吸が下手くそなため、鼻づまりを起こすと苦しくて、母乳やミルクも飲みにくくなりますし、機嫌も悪くなります。

そんな赤ちゃんの様子をみていると、呼吸ができなくなって死んでしまうのでは?と心配になりますよね。

確かに赤ちゃんは鼻がつまってしまうと、他に呼吸をすることができないため呼吸困難を起こす可能性もないとはいいきれません。

母乳やミルクが飲めないほどの鼻づまりは早めに対処をしてあげるようにして下さい。

鼻詰まりの解決方法は?

鼻呼吸の赤ちゃんは、鼻がつまると苦しそうですよね。そんなときは、

鼻づまりの原因である鼻水や鼻くそを取り除いてあげましょう。

 

鼻づまりの解消法を紹介します。赤ちゃんが鼻づまりで苦しそうなときに、試してあげて下さい。

鼻水を吸い取る

鼻水や鼻くそがつまっているようなら、とってあげましょう。

鼻水は、赤ちゃん用の鼻吸い器をつかうとよいです。スポイトタイプやママが吸ってあげるタイプのもの、電動のものなど色々あります。

鼻吸い器は、使いやすいものを選んで下さい。おすすめは電動タイプです。ちょっと高いですが、ちょっと大きくなってからも使えるため、長く活躍してくれます。

鼻吸い器を使うときは、赤ちゃんの鼻の中を傷つけないように気をつけましょう。昔は、ママが直接鼻を吸ってあげることもありましたが、感染予防の面からもやめておいた方がいいかもしれません。

鼻くそは綿棒やピンセットで、赤ちゃんの鼻を傷つけないように優しく取り除きます。深追いはしないで、鼻の入り口の鼻くそだけをとります。

もし、奥のほうの鼻くそをとりたいときは、ティッシュでこよりを作って鼻をコチョコチョしてあげると、くしゃみとともにでてくることがあります。

お風呂の後にケアしてあげると鼻水も鼻くそも柔らかくなっているので、やりやすいですよ。

乾燥を防ぐ

湿度が低くて部屋が乾燥していると鼻水も粘り気がでてしまいますし、鼻くそも固くなってしまいます。

鼻水の粘り気が強いと、鼻吸い器を使ってもスッキリさせることが難しいです。

特に冬場のエアコン使用時は乾燥しやすいため、湿度を上げて乾燥を防いであげましょう。加湿器を利用してもよいですし、部屋に洗濯物を干すと乾燥を防げます。

鼻づまりがひどいときは、お風呂で湯気を吸わせてあげるのも効果的です。

鼻づまりには蒸しタオルが即席で効果的!蒸しタオルの作り方

鼻がつまっているときには蒸しタオルを鼻に充ててあげるのもおすすめです。鼻の中の乾燥対策にもなります。

<蒸しタオルの作り方>

①タオルを濡らして軽く絞る

②電子レンジで様子を見ながら少しずつ温める

③熱すぎないか確認する

鼻にあてるときは窒息に気をつけて、口まで塞がないようにして下さいね。

病院に行かなければいけない症状を覚えておこう

鼻がフガフガしていても、元気で母乳やミルクも飲めているならホームケアで様子をみてもよいです。ただ、風邪をひいて鼻がつまっていることもあり得ます。

下記のような症状がみられたら、できるだけ早く小児科で診てもらって下さい。

・母乳・ミルクの飲みが悪い、飲まない場合

・息をするときに喉の下や肋骨の間がへこんで苦しそう

・鼻水が多くて息が荒い

・呼吸の音がおかしい(ゼーゼーしているなど)

これの他に、咳や熱がないかもチェックしましょう。

耳鼻科に行くと専用の機械で奥のほうの鼻水もしっかりとってくれるので、上記の症状がなくても、鼻水や鼻づまりが気になる場合は、受診してみるとよいですよ。

まとめ

赤ちゃんの鼻は小さくて狭いため、どうしても鼻がフガフガしてしまうものです。ちょっとしたことでも、鼻水もでやすいため鼻づまりも起きやすくなっています。

母乳やミルクをよく飲んで、機嫌が悪くなければ乾燥対策をして、ホームケアで様子をみても、大丈夫です。

ただ、母乳・ミルクの飲みが悪いなど、普段と違う様子がみられるようなら、早めに病院で診てもらって下さいね。

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