皆さんこんにちは!
突然ですが、みなさんはしゃっくりが出やすい体質ですか?大人にしゃっくりの症状が出た時には、「息を止めるといい」や「大きく息を吸い込むといい」などとよく言われます。
では新生児がしゃっくりした場合の対処法はどうすればいいのでしょうか。
とてもじゃないけど、大人と同じことはできませんよね。にも関わらず、新生児は大人よりもしゃっくりが出やすいので「どうしたらいいのだろう・・・」と心配になるママやパパも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、新生児のしゃっくりが出やすい原因や対処方法についてお伝えしていきます。
なぜしゃっくりが出やすい?
では、なぜ新生児はしゃっくりが出やすいのでしょうか。理由は2つあります。
1つ目は、新生児の横隔膜が未発達であることです。横隔膜とは、肺の下にある膜状の筋肉のことで、息を吐いたり吸ったりすることで横隔膜が縮んだり緩んだりします。

引用:https://northport.jp/sp/shopnews/detail/?id=5785
横隔膜がけいれんすることによって肺は空気を急速に吸い込み、声帯が閉じて、呼吸と同時に「ヒック」という声ならざる音がでるメカニズムとなっています。
赤ちゃんは横隔膜が未発達であるために少しの刺激でしゃっくりが出てしまいます。
2つ目の理由として、授乳中にミルクと一緒に空気も吸い込んでしまうことです。
飲み込んだ空気が横隔膜やみぞおちを圧迫し、しゃっくりを引き起こす原因となっています。
しゃっくりがでる原因

上記以外にもいくつか原因があります。
新生児の体はデリケートなため、オムツの中でおしっこが冷えた刺激で横隔膜が痙攣し、しゃっくりが引き起こされることもあります。
ここで注意が必要なのは、最近の紙オムツは吸収力が以前と比べて格段に優れているので、多少のおしっこを吸収したくらいでは赤ちゃんは不快に思わないということです。
赤ちゃんが泣いて訴える頃にはすでにオムツの中がおしっこでいっぱいになっているということもあるので注意が必要です。
赤ちゃんのおしりが濡れた状態のままですと、下半身全体が冷えてしまいしゃっくりの原因となるため、おしっこをしたと気づいた段階でオムツを交換してあげるようにしましょう。
また、赤ちゃんは急激な温度変化に対してもしゃっくりが出ることがあります。
例えば、気温が低い時に外出する場合、暖かい室内から冷たい空気に触れた途端に、赤ちゃんの体が急激に冷えてしまうことがあります。
反対に、外の気温が高い時に冷えた室内から外に出ると汗をかき、それが冷えることによって体温が急激に奪われることにつながる場合もあります。
しゃっくりが出た場合は、気温の変化により体が冷えて生じている場合もありますのですぐにチェックしましょう。
新生児のしゃっくりはほっといても大丈夫?

では、赤ちゃんがしゃっくりをしている場合、ほうっておいても大丈夫なのでしょうか。
結論から言えば、「元気そうであれば」そのままでも大丈夫です。上記でもお話ししたように、赤ちゃんは少しの温度変化などでもしゃっくりをします。
なので元気そうであれば特に気にする必要はありません。自然に出てくるしゃっくりは、赤ちゃんが元気に成長している証拠でもありますので、見守ってあげてください。
実はあまり苦しくない!新生児のしゃっくり

一見すると赤ちゃんがしゃっくりをしていると「息がうまくできていないのでは?」「気持ち悪いのかな?」「病気かな?」と不安に思ってしまいがちですが、実は赤ちゃん自身は苦しさはありません。
ただ、あまりにもしゃっくりの回数が多い・いつもと様子が違うと言った状況であれば、逆流性食堂炎の可能性もありますので注意が必要です。
新生児のしゃっくりが止まらなくて寝ない
新生児が一度しゃっくりをしてしまうとなかなか寝ないという声もよく聞こえてきます。
そんな時、どのような方法をとると寝やすくなるのでしょうか。楽な姿勢や止め方などを紹介していきます。
苦しそうな時、止まらなくて寝ない時はどう対処する?
⇓新生児のしゃっくりの楽な姿勢
引用:https://mamadays.tv/articles/554
授乳後、ゲップを出すときと同じように縦に赤ちゃんを抱っこし背中をさすったり、赤ちゃんの背中を指の腹の部分でトントンと優しく叩いたりすることで、赤ちゃんの血行を促進ししゃっくりが止まりやすくなります。
新生児のしゃっくりの止め方

新生児のしゃっくりは、止まるまでの個人差が大きく、5分ほどで止まる赤ちゃんもいれば30分かかる赤ちゃんもいます。
しゃっくりの止め方としては、
白湯を飲ませたり、体を温めたりするのが有効です。
よく「驚かせると良い」などと耳にしますが、赤ちゃんには悪影響です。一時的に呼吸が止まってしまったり、赤ちゃんの顔色が悪くなってしまう可能性がありますのでやめましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?新生児のしゃっくりは、必ず誰しも通る道です。あまり神経質にならず、暖かく見守ってあげることも大切だと思います。
育児はさまざまな疑問に当たることも多いですが、この記事を読んで少しでもお役立ちできたら嬉しいです。
コメント