0歳児が口を開けて寝る原因とは
こんにちは、イヤイヤ期真っ只中の2歳の息子と、最近エンジェル期(魔の2歳を超えるとやってくると言われているエンジェルの様になる時期のこと)になった4歳の娘に日々助けてもらいながら育児をしている筆者です。
産まれたての赤ちゃんは、そもそも口の力(お口周りの筋肉)が未発達のため、寝る体制や抱っこの仕方でお口があいてしまう場合があります。
また鼻炎や風邪などで鼻が詰まったりしていても口呼吸になってしまいます。
大人でもたまに居ますが、口呼吸をすることはどのくらいリスクがあるのでしょうか?口だって息吸えるんだからいいじゃない?とも思いますよね。
そこで今回の記事では、赤ちゃんの口ぽかんや口呼吸でどのような影響があるのか、また結局気にすることはないのか、はたまたよくないことなのか、について解説していきたいと思います。
口呼吸で生じる影響
前述したように赤ちゃんが口呼吸してしまうのは半分しょうがないみたいな気持ちになってしまうかもしれません。しかし、そうはいっても気になってしまいますよね。
では、赤ちゃんが普段から口をぽかんと開けてしまっており、口呼吸をしているような状態が続くと、どうなってしまうのでしょうか?
統計等はありませんが、風邪などの病気にかかりやすくなったり、お口の中が乾いてしまい虫歯になりやすくなったりしてしまうといわれています。
歯並びが悪くなるとか、唇が乾いて出血してしまうなどといったリスクもあると言われていますので、意外と深刻かもしれません。
赤ちゃんの「口ぽかん」と口呼吸の治し方
上記で紹介した通り、割と深刻かもしれない口呼吸ですが、「そもそも治す方法があるのか」気になりますよね。
口呼吸の主なやめさせ方としては以下のようなものがあるようです。
口呼吸の予防方法
姿勢が悪い事が原因で口ぽかんになってしまう場合は、姿勢を正してあげる事が効果的です。
例えば猫背になりがちの場合は背筋を伸ばすように促したり、普段使っている椅子の高さなどを調整するなどが効果的です。
離乳食の時期にある子の場合は、上唇、下唇、舌をよく使うように心がけた食べさせ方をすると効果的と言われています。
口ぽかんに効果的なトレーニング方法
スプーントレーニング
離乳食を食べさせる場合に、上唇の発達を促す為に離乳食をとったスプーンを赤ちゃんの下唇の上におき、上唇を自分の力で閉じさせて食べさせる事で、上唇のトレーニングを行う方法
コップ飲みトレーニング
お水やお茶などの水分を補給する際に、ストローではなくコップを使って飲む事で、上唇、下唇、舌の三つを複雑に組み合わせて飲む事になるため、結果としてお口周りの発達につながるという方法
赤ちゃんの口を無理矢理閉じても大丈夫?
お口ポカンになっている原因には、鼻づまりだったり、扁桃肥大などといった事も考えられます。
その場合、あかちゃんの口を無理やり閉じたりした場合、単純に呼吸困難な状態になりかねません。
決して無理やり口を閉じるような事はしないようにしましょう。
鼻づまりの場合、専用のスポイトで鼻水を吸ったり、綿棒で鼻をやさしく掃除してあげるなどの工夫をしてあげましょう。
また、お風呂に入れてあげると、湯気で乾燥がふせがれて、鼻詰まりも治るかもしれませんね。
赤ちゃんが大きないびきをかいてたら要注意
「赤ちゃんなのにいびき!?」という感想をお持ちの方もいると思います。
大人でも、たまにテレビなどで肥満体型の人が”睡眠時無呼吸症候群”になってしまっており、その様子が映し出される事があります。
赤ちゃんも実は同じような事が起こっている可能性があるのです。
口蓋扁桃肥大やアデノイド肥大が原因となることが最も多く、寝ている間に気道を狭めてしまい、あかちゃんなのに大人のようなイビキをかいてしまう場合があります。
赤ちゃんのイビキに気がついた、または気になった場合は、まず睡眠中の様子を動画などで撮影することをお勧めします。
イビキの種類や、胸がペコペコと凹んだりしてないか?などを記録するためです。
動画が撮れたら後日かかりつけの小児科、もしくは耳鼻咽喉科へ行き医師へ相談すると良いでしょう。
まとめ
赤ちゃんの”お口ぽかん”や”口呼吸”は、百害あって一利なしと言えるのではないでしょうか。
よくネット掲示板などでも見かけますが、薄い根拠しかないのに「気にしないで大丈夫ですよー」や「うちの子もそうでしたが、いつのまにか治りましたよー」みたいな意見は鵜呑みにするのは危険であると言えます。
お父さんやお母さんが感じる違和感はとても重要で、赤ちゃんのちょっとした変化に気がつけるのはご両親だからこそです。
なので、ネットの情報は参考にする程度にしておき、赤ちゃんの様子で少しでも何かしらの違和感を覚えたのなら、すぐにでもかかりつけ医に相談するのが良いと思います。
それではこれまで書かせていただいた赤ちゃんが口を開けて寝る原因について簡単にまとめてみます。
- お口の周りの筋肉が未発達の為口が開いてしまう
- 寝ている体制や抱っこの体制がよくない
- 口蓋扁桃肥大、アデノイド肥大などが関係している可能性が高い
口ポカンの予防、直し方については
- 姿勢を正す
- 椅子の高さなどを調整する
- 各種お口周りのトレーニングを実施する
※赤ちゃんが口呼吸をしていても絶対に無理やり口を閉じたりしてはいけない
口呼吸で生じる影響はたくさんあります。
- 病気になりやすくなる
- 虫歯になりやすくなる
- 歯並びがわくるなる
- 唇が乾燥し出血してしまう場合もある
赤ちゃんでも”睡眠時無呼吸症候群”はあるため、様子を見てかかりつけの小児科、もしくは耳鼻咽喉科を受診する。
以上、ありがとうございました。
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