もしかして新生児メレナかも?便の気になる症状とは

新生児

皆さんこんにちは。この記事を見てくださった人の中には、初めての赤ちゃんの子育てをしている人や、第2子や第3子を授かっている人など様々だと思います。

とはいえ、子どもは性格も発達スピードも人それぞれです。1人目の時には無かったのに、2人目ではなんか様子が違うな・・・など、育児の悩みはつきませんよね。

今回は、赤ちゃんの便の異常、新生児メレナについて見ていきたいと思います。

新生児メレナって何?

では、新生児メレナとはどのような症状なのでしょうか?

端的に言うと、赤ちゃんが血を吐いたり、血便を出してしまうこと。また便が黒い場合も当てはまります。

ちなみに、大人でも血を吐いてしまったり、血便が出てしまうと病気のサインと言われることが多いです。赤ちゃんは繊細ですので胃や腸で出血するとそのまま体の外に排出されてしまう場合があります。

体内で出血した際、プロトロンビンと呼ばれる物質が出血を抑える働きがありますが、この物質が不足していると、メレナと呼ばれる状態になってしまう可能性が高いのです。

また、この症状の特徴として、生後3日〜1週間の間に、「黒っぽい血や赤褐色の血を吐く」「血が混じる便を出す」「便が真っ黒で、タールのようになる」があります。

同時に吐血や下血が起こることもあるため、赤ちゃんの顔が青白くなります。

上記のような症状が見られたら新生児メレナの可能性が高いと言えるでしょう。

新生児メレナの症状

新生児メレナの症状として、2つあります。1つは「真性メレナ」、もう一つは「仮性メレナ」です。ではそれぞれどのような症状なのでしょうか。見ていきましょう。

真性

ビタミンKが不足してしまうことにより消化管出血を起こす症状を「真性メレナ」と言います。別名「新生児出血症」ともいいます。

ビタミンKは一見どのような働きをする栄養素かわからないですよね。実はビタミンKは血液を固まらせる働きを助けるため、この栄養が欠乏していると出血しやすくなります。

また母乳を中心としている乳児に発症することが多い出血性疾患であることもわかっています。

生後3週間〜2ヶ月で突然の頭蓋骨内出血で発症し、突然吐き出したり、意識が無くなったり、痙攣が見られることもあります。

また、死亡ケースもあるためしっかりと治療することが必要です。

仮性

「真性メレナ」は、吐血や下血の血の症状が見られます。反対に、「仮性メレナ」は血液の由来が母体になります。

つまり、新生児が出生する際に胎盤からの出血や、授乳時に母親の乳頭が傷ついて出血したものを飲んでしまうことが原因で起きてしまうものです

そのため特に体に異常があるわけではないので治療の必要はありません。

仮性か真性かを見分けるには、血液検査で確実に見分けることができますので、出血の心当たりのないときは速やかに検査に行きましょう。

新生児メレナになる原因

では新生児メレナになってしまう原因とは何でしょうか。

先ほどもお話したように、ビタミンKは血を固める時に必要な栄養素のうちの一つです。

このビタミンKが欠乏すると消化器官出血だけでなく、脳内出血などを起こし最悪の場合死亡することもあります。母乳はビタミンKが少ないことから、母乳を与えられている新生児はビタミンKが欠乏しやすくなる傾向があります。

起こるタイミングとしては、出生して2〜4日に起こることが多く、早い場合には24時間以内で発症する場合もあります。

出血をする箇所としては、皮膚や消化管が多く、吐血・下血が見られます。下血は黒色の便と赤い便(潜血便)に分けられます。色の違いは出血部位や量によります。

また、合併症をもつ新生児や、母親が妊娠中にワルファリンや抗てんかん薬などのビタミンK阻害作用のある薬剤を服用していた場合などは、早期から発症することがあります。

新生児メレナの治療方法は?

仮性メレナと真性メレナは鑑別しなければなりませんが、真性メレナの場合にはビタミンKシロップを投与した治療をします

それでも発症した場合には、ビタミンK2の投与や輸血、補液や強心剤や止血剤を用いた治療を行う必要があります。

また予防策として、出産前の母体にビタミンKを与えることで新生児メレナを防ぐ効果があることもわかっています。

新生児メレナに後遺症はある?

新生児メレナは頭蓋内出血での発症が多く、約半数が亡くなったり後遺症が残ったりとあまり予後はよくないことがデータでわかっています。

2005年の全国調査では、乳児期の頭蓋内出血症がわずかながら発生(1999年〜2004年の間の発生は出生10万人に対して1.5人)していることが判明しました。

また、頭蓋内出血で起こる後遺症としては、下記が挙げられます。

◆脳性麻痺

◆知能障害

◆てんかん

適切な治療をしないと深刻な後遺症が生じる場合があるため症状がある場合はすぐに病院にいきましょう

まとめ

いかがだったでしょうか。新生児はもちろん話すことができないので、側で育てる人がよく観察し、常に様子を見ることが大切です。早期発見ができるように、普段から新生児に起こりうる病気や体のサインに敏感になることが大切です。

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