【新生児】赤ちゃんの皮膚がむけてくるのはなんで??

新生児

 

新生児の皮膚がむけるのはごく自然なこと

子供が産まれてすぐに始まる”新生児育児”というパワープレイ。

それでも我が子の日々の成長をリアルタイムに、且つ間近で感じられるのは喜ばしいことですよね。

ところが、日々色々なことに気にかけながら子供のお世話をしていたのに、なぜか我が子の皮膚がポロポロとむけてきてしまった。
そのような経験はありませんか?

「お風呂のあとの保湿のやり方間違ったか!?」とか「部屋の湿度管理をしくじったか!?」とか「使ってる保湿剤が肌に合ってなかった?」など。

色々原因を探ってしまうと思います。

しかしながら、実は赤ちゃんの皮膚がむけるのは自然なことで、むしろ正常な状態なのです。

そこで今回の記事では、赤ちゃんの肌で起きてる現象と、その対策方法についてご紹介します。

赤ちゃんの肌はデリケート


生まれたての赤ちゃんのお肌はとてもデリケートです。赤ちゃん肌はツルツルスベスベでもっちもちのイメージがありますが、その分外部の刺激にとても敏感です。
大人では感じられないくらいの変化や環境でもすぐに肌荒れを起こしてしまうのです。

生後2~3ヶ月まで 

生後2〜3ヶ月頃までは、ホルモンの影響でたくさん皮脂が分泌されます
なので、ツルツルスベスベというよりかは、むしろテカテカベタベタで、起こりがちな肌トラブルとしては「新生児ニキビ」「乳児脂漏性湿疹」といったものがあります。

とくに皮脂が多く分泌されがちな頭皮おでこまわりで発症することがおおいです。

生後3ヶ月~10歳くらいまで 

生後3ヶ月を過ぎると一転して今度は乾燥肌になってきます。
この頃の赤ちゃんは一生涯においてもっとも肌が乾燥している時期と言われていますが具体的には。。。

・皮脂分泌量は大人の半分から3割程度
・肌の水分量は大人の2割〜3割
・皮膚の厚みは大人の半分程度

このような状態のため、冬以外の季節も常に乾燥しやすい状態にあるのです。

肌のお手入れ


新生児から1歳頃になるまでに起きるお肌のトラブル(湿疹や皮膚炎)を総称して「乳児湿疹」と呼んでいます。
具体的にどのような対策があるか、場所や状態に応じたスキンケア方法をご紹介します。


たくさん皮脂が分泌される生後2〜3ヶ月頃までは、おでこや頬のあたりにプツプツとできる「新生児ニキビ」や、眉毛、頭皮、鼻のしたなどにできる黄色いかさぶたのようなものができる「脂漏性湿疹(しろうせいしっしん)」などがあります。

また、生後3ヶ月以降のお肌が乾燥し始める状態になると、頬やお口のまわりが赤くカサカサな状態になり痒みも伴う「乾燥性の湿疹」が増えてきます。

基本ケア
お肌を清潔に保ち、お風呂では洗い残しが無いよう気をつけます。
「新生児ニキビ」
保湿だけでは改善されない場合があるようです。
過剰に分泌される皮脂をベビーソープなどで洗い流してあげると改善すると言われています。

「脂漏性湿疹」のケア
かさぶたのようなものは無理に剥がそうとせず、ベビーオイルなどでふやかしてからお風呂で洗い流すと良いです
それでも改善が見込めない場合は、弱めのステロイド剤で症状が改善することもあるようです。

背中


まだ体を自分の意思で自由に動かせない新生児の場合、「あせも」が背中で起こりがちです。
「あせも」とは多量の汗で汗腺がふさがってしまい、その結果炎症をおこし肌が赤くなり、痒みも伴うような状態です。
赤ちゃんは背中以外にも、たくさん”くびれ”があるため、汗がたまりやすくあせもがよくでます
「あせも」のケア
汗をかきやすい季節には、なるべく通気性の良い服を着せる
・可能な限り汗をこまめに拭き取り常に清潔を保つ
・シャワーで洗い流す

お尻


新生児の頃はまだ排泄の回数も多く、さらにゆるゆるうんちな状態のため「オムツかぶれ」を起こしがちです。
「オムツかぶれ」とは、うんちやおしっこの刺激でお尻が赤くただれて、痒みやヒリヒリとした痛みも伴う状態のことです。

「オムツかぶれ」のケア
排泄のたびにオムツ替えをすることが最大のケア・予防になります。
それでもオムツかぶれになってしまった場合は、肌を刺激してしまうお尻拭きは使用せずに、ぬるま湯などで洗い流すと良いようです

関節


新生児はいったい何箇所関節があるんだ?と思うほど”くびれ”があります。
この”くびれ”や関節には汚れが溜まりやすく、また乾燥もしやすいため、お風呂の際に洗い残しをしたり、お風呂上がりに拭きそびれなどがあると関節のシワにそって切れてしまう場合があります

「関節」のケア 
お風呂では洗い残さないように、またすすぎ忘れも無いようにしましょう。

お風呂上がりでは水分が残ってしまわぬように拭き、最後に関節の間にも保湿剤をしっかり塗ることが良いとされています

まとめ

”赤ちゃん”は、新生児から1歳頃になるまでで、過剰に皮脂を分泌する時期から、その直後に人生最大に乾燥する時期を迎えるなど、めまぐるしい身体の変化を起こします。

気をつける箇所や状況が多くあり大変ですが、身体の変化を見逃さないように気をつけて観察し、症状がひどい、なかなか治らないなど、心配なことがあればすぐに受診しましょう。

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