出産が終わって、退院したその日から新生児との生活が始まります。
今は、産後も里帰り出産をしないで自宅で育児をする人も多いです。パパのお仕事が忙しいところだと、産後すぐからワンオペで育児をしなければいけません。
しかし、産後すぐのママの身体は本調子ではないため、ワンオペでの新生児のお世話は大変ですよね。
今回の記事では、新生児をワンオペでお世話をするときのスケジュールの例を紹介します。
ワンオペママの負担を少なくするポイントについても併せて紹介するため、ワンオペ育児に不安なママさんの参考にしてもらえたら嬉しいです。
新生児の育て方はわからないことだらけ

赤ちゃんのお世話の基本的なことは、産院で入院中に教わります。
しかし、育児というものは教わった通りにできないことも多いものです。育児書もありますが、その通りにもいかないですしね。
退院した後、自宅で育児が始まるとわからないことも多くて不安になる人も多いです。
とくに、初めての赤ちゃんだったりしたら、ミルクの量やおむつ替え、沐浴や睡眠についてなど何が何だか…といった状態になりがちです。
新生児育児の1日の生活リズム

産まれたばかりの赤ちゃんの生活リズムは、あってないようなものです。昼夜の認識も当然ありません。
赤ちゃんの1日の睡眠時間は16〜20時間で、一日の大半を寝て過ごします。もちろん個人差はあるため、なかなか寝ない子やよく眠れる子など様々です。
赤ちゃんの眠りは浅く、2〜3時間ごとに目を覚まして母乳やミルクを飲みます。そして、飲んだらまた寝る…その繰り返しです。
パパやママと生活していく中で、だんだん生活のリズムがついて、昼夜の区別もできるようになっていきます。
一般的なワンオペスケジュール
新生児がいて、さらにワンオペとなると1日のスケジュールはどのような感じになるのでしょうか。
1つの例として、一般的な新生児との1日のスケジュールを紹介します。あくまで、一例なので、参考程度にご覧ください。
0:00 | おむつ替え・授乳 |
1:00 | 睡眠 |
2:00 | 授乳 |
3:00 | おむつ替え・授乳 |
4:00 | 睡眠 |
5:00 | |
6:00 | ママ起床・おむつ替え・授乳・朝食準備 |
7:00 | 朝食・パパ送り出し |
8:00 | 洗濯・授乳・おむつ替え |
9:00 | 掃除などの家事 |
10:00 | 赤ちゃんのお世話をしながら家事 |
11:00 | 授乳・おむつ替え |
12:00 | ママ昼食 |
13:00 | 授乳・おむつ替え |
14:00 | 赤ちゃんとお昼寝 |
15:00 | 洗濯物取り込み・たたむ |
16:00 | 授乳・おむつ替え |
17:00 | 夕飯準備 |
18:00 | ママ夕食 |
19:00 | 沐浴の準備 |
20:00 | 沐浴・授乳 |
21:00 | パパ帰宅・パパ夕食 |
22:00 | パパ入浴・ママシャワー・授乳 |
23:00 | 授乳・睡眠 |
授乳の回数は、ミルクの場合は2〜3時間ごとといわれていますが、母乳の場合は欲しがったときにあげて良いといわれています。
おむつ替えは、新生児のうちは一日に5〜10回くらいの頻度です。起きて、授乳をしたらおむつ替えといった感じになりますね。
本来なら1カ月検診が終わるまでは、家事は最低限にして赤ちゃんのお世話中心の生活が理想です。
しかし、ワンオペでサポートがない場合は、ある程度の家事はしなければいけなくなります。合間に休憩をはさみながら家事をしましょう。
新生児のワンオペで大変なこと

産まれてからしばらくの間の赤ちゃんは、朝も昼も夜もなく寝て起きて授乳におむつ替え、1日これの繰り返しです。
ママは夜にしょっちゅう起きなければならないので、睡眠を十分にとることができません。常に寝不足の状態です。
産後の回復もまだできていない状態での睡眠不足でのワンオペ育児は、体力的にも、精神的にも辛くなってしまいます。
もう1つ、ワンオペで辛いのは、言葉が通じる人との会話がないこと。1ヶ月検診が終わるまでは、ママも赤ちゃんも外出が難しいです。
外出が出来ず、買い物すらままならないこともあります。赤ちゃんはいるけど、しゃべることはできませんから、誰とも会話しなかったなんてこともザラにあるのです。
筆者もそうだったのですが、誰とも会話をしていないと、なんとなく世間から置き去りにされたような感覚になり、精神的に辛いときがあります。
シャワーをするにも赤ちゃんが心配だし、食事をしていても、途中で泣かれたりするのも大変です。
家族に協力してもらうことも必要

パパの仕事が忙しいなど、どうしても産後すぐからママがワンオペで、家事や赤ちゃんのお世話をしなければいけないご家庭もあるでしょう。
しかし、元気そうに見えても、ママの身体は産後のダメージから回復していません。ここで無理をしてしまうと、後々不調がでることもあります。
精神的に疲れてしまえば、産後鬱になってしまうことだってあるのです。そんなときに頼りにできるのは、パパや実家の両親の存在になります。
帰りが遅いパパに頼るのは気が引けるかもしれません。でも、限界を迎える前にSOSを出して下さい。
パパが無理なら御実家に頼ってもよいです。頼れる家族がいるなら、産後しばらくの間だけでも、育児や家事に協力してもらいましょう。
物理的に無理なら、話を聞いてもらうだけでもかなり気持ちが違います。育児はママ1人で抱え込むものではありませんから。
ママの負担を少なくするには

ワンオペ育児を乗り切るには、家族はもちろんですが、いろいろなサポートを利用するのもおすすめです。
食事はお惣菜やデリバリー、冷凍食品なんかも駆使して下さい。食材の宅配サービスなんかもありますよね。
お掃除ロボットや、食器洗い乾燥機を使ってもよいです。洗濯も洗濯乾燥機を使ってもよいので、使えるものは使ってしまいましょう。
赤ちゃんのお世話が大変なら、ファミリーサポートやベビーシッター、家事代行などの行政や民間のサービスを使ってみましょう。
まとめ
慣れない赤ちゃんのお世話は、わからないことだらけでワンオペだと大変ですよね。
乗り切るためには、とにかく、無理をしないことです。使えるものは使って、手を抜くところは抜いて、なんでも完璧にやろうとしないで大丈夫です。
最低限最初の1カ月は、ママの身体の調子が戻るまでなるべく負担を少なくできる工夫が大切です。
ワンオペになることがわかっているのであれば、赤ちゃんが生まれる前に対策を話し合っておくと安心ですね。
ママ1人で抱え込まないで、周りをたくさん頼ってみましょう!
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