保育園をわざと落ちるとバレる?

保育園

育児と仕事に置いて切っても切り離せない存在の一つといえるのが、保育園ですよね。

仕事と育児の両立を考えている人にとっては保育園選びも重要になるのではないでしょうか。

ただ、ママやパパにとって子どもとの時間はかけがえのない思い出です。一瞬一瞬を記憶に残したいという方も多いと思います。

多くの会社は、一年間の育児休暇制度を設けていることがあります。また、保育園に入れなかった場合は、育休がより長い期間取れるという制度も多いです

それを踏まえると、子どもともっと一緒にいたいから、または育休を長く取りたいから保育園を落ちたことにしてしまおう!と考える方もいるのではないでしょうか?

今回は、保育園をわざと落ちた場合、職場などにバレてしまうのか見ていきたいと思います!

保育園をわざと落ちるとバレてしまう?

意図的に落選できる可能性が高くなる方法として、人気の保育園に希望を出すということが挙げられます

最初に落選をし、2次申し込みで入所枠がすでに埋まっている保育園を希望すれば、どこにも入れないという状況を作ることができます。

ただし、 注意すべきなのは、1次申し込みで内定が出た保育園を辞退し、2次申し込みで入所枠が埋まっている保育園をあえて希望し、わざと落ちることです。

1次申し込みで辞退をしてしまうことについて、 2019年に厚生労働省は育休の延長に関する案内を出しています。

以下で説明しましょう。

わざと落ちたことがバレる原因

わざと保育園を落ちたことが分かってしまう原因として、1次の保育園の内定を受けたのにも関わらず、辞退するという行為があった場合があります。

このことについて、厚生労働省は下記のように定義をつけています。

・保育所などの入所申込みを行い、第一次申込みで保育所などの内定を受

けたにもかかわらずこれを辞退し、第二次申込みで落選した場合には、

落選を知らせる「保育所入所保留通知書」にこうした事実が付記される

ことがあります。(付記の有無等実際の運用は、自治体によって異なりま

す。)

・こうした付記がある「保育所入所保留通知書」を受け取った方は、第一

次申込みの内定辞退にやむを得ない理由※がない場合には、育児休業を延

長する要件を満たさないため、育児休業の延長の申出ができません。

引用:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_04514.html

つまり、1次を辞退した時点で「保育所入所保留通知書」に辞退したという事実が記載されることがあります

これを企業側に提出しても、やむを得ない理由がなければ、育児休業の延長の申し出はできないということが定められています。

育休延長に必要な書類

育休の取得は原則子どもが1歳になるまでと法律で定められています。

ただし、認可保育園に入所できない場合などやむを得ない事情がある場合は1歳6か月まで(再延長申請すれば2歳まで)育児休暇を取ることが可能です

育休を延長したい場合には、延長開始の最低2週間前までに勤務先の会社(雇用事業主)に申し出ることが必要です。

基本的には育休延長の手続きは事業主が行いますので、延長の意思を伝えて企業から送られてきた書類を提出すれば完了となりますが、その際なぜ育休を延長するのかという書類の提出も必要になります

この育児の延長理由を証明するための書類は、下記が挙げられます。

①6週間以内の次の子の出産予定がある場合

母子健康手帳を持っていると、証明となります。

②配偶者の病気やケガなどにより子の療育が困難な場合

医師の診断書によって証明

③子どもが1歳になる前に認可保育園へ申し込みをしたが、入所することが出来なかった場合

→認可保育園に入れなかったことを証明する書類(入所保留通知書)によって証明

上記の証明書を提出することによって育児休暇の延長が可能です。

保育園にわざと落ちる方法

では、育児休暇を延長したいとなり、上記③の入所保留通知書をもらいたいがために保育園にわざと落ちるのはありなのでしょうか?

またどのような方法があるのか見ていきたいと思います!

時短勤務で復帰予定と記載する

応募の際に、時短勤務で復帰予定と記載すると、保育園側は「保育の必要性があるのだろうか」という観点になり、落選する場合があります

また、自治体によっては保育が必要かどうかの実態調査が年に1回あるところがあり、時短勤務がフルタイムと同等とみなされる自治体もあります

その場合、復帰予定と記載しても落ちる確率が上がるかもしれませんが、自治体により様々なので、一度確認してみてはいかがでしょうか?

育休延長可能と意思表示する

保育園に申し込みをする際、「育休延長可能」と意思表示をしましょう。

そうすることで、保育の必要性が高い世帯の優先順位があがるため落ちやすくなります

育休延長のデメリットも覚えておきましょう

育休延長のデメリットとしては、職場復帰の際に周囲から置いていかれるような気持ちや、「今更戻っても仕事が出来る気がしない」という不安にかられることが多いです

育休延長はやむを得ず利用するのが前提ですので仕方はありませんが、職場復帰の際のハードルが上がることを心に留めておくことが大切です。

まとめ

いかがだったでしょうか?自分の我が子の成長を見届けたいという方にとっては、育休を延長してでも子どもと一緒にいたいと思うのが普通だと思います。

育児休暇を延長せず、仕事復帰のハードルを下げるか。もしくは職場復帰のハードルを少し上げてでも子どもと一緒にいるか、考え方は様々だと思いますので、自分のキャリアと子育てを見つめ直せるといいですね!

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